あなたは「超能力」を信じますか?
日本には、裁判で認められた
超能力者が存在している事を、
あなたはご存じでしょうか?
にわかには信じられない事ですが、
公の記録として残っています。
この記事では、日本の近代史に残る
超能力者を2人ピックアップして、
ご紹介させて頂きます。
超能力者の持つ力とは?
超能力者とは、通常の人々が持たない、
特殊な能力を持つ人々を指します。
- 透視
- テレパシー
- 予知
- 念動力
などが有名どころでしょう。
私自身が超能力者を見た事はありませんが、
超能力者の存在は信じています。
科学的に証明できない事って、
この世の中にたくさんあるわけで、
超能力があってもおかしくありません。
ただ、具体的な証明ができていないだけで、
超能力は存在すると思っています。
超能力者は存在するのか?
結論から言うと、
「存在しない」と断言する事は困難で、
「存在する可能性もある」と言えます。
あいまいな理由は、科学的な観点から、
超能力の定義や測定方法が未確定で、
あると断言できる証明ができないのが現状だからです。
例えば、Aという状況なら成功する、
Bという状況なら失敗するという感じで、
環境、条件で成功・失敗してしまいます。
今のところ、100発100中ではないが、
ある環境下、条件で超能力が発現する、
という認識で問題ないでしょう。
なかなか進展のない超能力の研究は、
19世紀ごろから始まったとされています。
戦時中、ナチスや旧ソ連、アメリカには、
これらの実験を行っていたという、
記録が残っている事がわかっています。
下記で、「CIAがおこなった超能力テスト」を、
紹介しています。
-
【関暁夫のやりすぎ都市伝説】アボリジニの力や宇宙人とのハーフ「ヒューメイリアン」
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実験記録を見て頂くとわかりますが、
超能力と言える力がある事分かります。
ただ、先ほども言ったように、
全世界的な超能力に関する取り決めがないため、
証明ができていない状況なのです。
でも、不思議な力だと思いませんか?
今回ご紹介させて頂く、日本人女性お二人も、
不思議な力を持っていたとされています。
御船千鶴子(みふね ちづこ)さん、
長南年恵(おさなみ としえ)さんについて、
順番にご紹介していきます。
御船千鶴子の千里眼(透視/予知能力)
御船千鶴子(みふね ちづこ)さんは、
(1886年7月17日~1911年1月19日)にいた
日本の超能力者として知られています。
彼女は透視能力を持ち、
未来を予知することができたとされています。
御船千鶴子が「千里眼」能力者として、
注目されるようになったは、
1909年、23歳の時のことです。
超能力に目覚めるきっかけが非常に興味深い。
御船千鶴子の姉の旦那、
義兄の清原猛雄が催眠術を行った事で、
透視能力が発現したとされているのです。
「透視能力がある」と暗示をかけたそうです。
1900年頃の日本は、催眠術ブームだったようで、
催眠術を行う民間医が多数存在した、
という歴史的な背景があります。
日露戦争での透視能力の的中
御船千鶴子は、日露戦争中の1904年6月15日に、
驚くべき透視能力を発揮しました。
当時、日本の軍艦「常陸丸」が、
ロシア帝国海軍によって撃沈されました。
その際、日本の軍艦「常陸丸」に、
「第六師団の兵士は常陸丸に乗船しているか」と、
透視を命じられたんです。
御船千鶴子は、下記のように透視結果を伝えます。
「第六師団はいったん長崎を発つが、
途中で長崎に引き返したので、
常陸丸には乗っていない。」
その3日後、御船千鶴子の透視結果が、
的中していた事が明らかになったのです。
- ロシアに日本の軍艦が撃沈される
- 軍艦に兵士は乗船しているか、を透視
- 乗っていない事、その背景をくわしく伝える
- 3日後、御船千鶴子の透視結果が的中と判明
透視能力の実験とその後
透視能力が千里眼として話題となり、
科学的に証明する実験が行われる事になりました。
1回目の実験では、錫箔で包んだ厚紙のカードを、
手に触れずに透視をしましたが、
残念ながら失敗してしまいます。
2回目の実験では、用意した名刺を
磁器の茶壺に入れ、錫の蓋をかぶせて封印し、
手に触れて透視した所、名刺の文字を言い当てたのです。
「熊本に密閉箱の名刺を読む女性出現」と、
当時の新聞に大きく採りあげられます。
その後、さらに、透視に関して、
科学的に証明する実験が行われますが、
不正が疑われるようになっていきます。
注目されていたゆえに、メディアでも
彼女の結果について非難が集まるようになり、
御船千鶴子は自殺してしまったのです。
公式に認められた超能力者「長南年恵」
後に史上初の公式に認められた
超能力者となった長南年恵(おさなみ としえ)さん。
(1863年12月6日 - 1907年10月29日)
彼女は千里眼(遠隔視)や神通力の、
能力を持っていました。
20歳までの経歴は詳しくわかっていませんが、
幼い時から予言のような事を言ったり、
見えない何かと会話をしていたようです。
他にも、ポルダーガイスト現象を起こしたり、
何らかの霊能力があったのかもしれません。
他にも、体質の変化があったと書かれています。
具体的には、水とサツマイモ以外は食べられず、
食べると嘔吐してしまっていたようです。
さらに、排泄もほとんどしなくなり、
風呂に入らずとも体に汚れがない状態で、
綺麗な状態を維持できていた…とか。
長南年恵の千里眼事件/法廷で認められた超能力
長南年恵が得意としていたのは、
空瓶に「神水」を満たすことでした。
長南年恵が一人で部屋に籠って、
神に祈ると、空瓶が水で満たされるという、
不思議な能力を持っていました。
長南年恵の取り出した「神水」は、
万病に効くと言われていて、
この能力で人助けをしていたそうです。
実際に、「神水」を飲んで、
病気が治った人もいたとの事ですが、
詳細は分かっていません。
神水が原因で詐欺を疑われて逮捕
この「神水」が原因で、
長南年恵は詐欺行為を行ったとして、
1985年に逮捕される事になってしまいます。
神水を用いて、医師の資格なしに、
病気治療と行う行為が原因でした。
裁判で神水に関する公開実験
その後、1900年に再度逮捕されます。
興味に駆られた裁判長の提案で、
裁判中に公開実験が行われます。
「空瓶に神水を充填させられるか?」
という実験内容でした。
長南年恵は「少し集中する時間があれば」と答え、
法廷での超常現象の実験が始まったのです。
厳しいボディーチェックを受けて、
集中するための部屋に入りました。
部屋に入ってから数分後、
彼女が部屋から出てきた時には、
密封されていた瓶は水で満たされていました。
公開実験の結果によって、
証拠不十分を理由に無罪となります。
この時の裁判記録は、
現在も神戸地方裁判所に残されているとされ、
大阪毎日新聞で報道もされています。
科学的に証明されたわけではありませんが、
超能力はあると思える結果と言えます。
ちなみに、その時の「神水」は、
裁判長が持ち帰ったようで、
今も残っていたらおもしろそうですよね。
現在の進んだ科学力なら、
わからなかったことが見えてくると思います。
年恵はその後、鶴岡へと帰郷し、
明治40年、44歳でこの世を去りました。
死の2ヵ月前には自身の死を予言し、
最期まで神がかった力を見せていたと言われています。
超能力のエピソードに信ぴょう性はあるのか?
超能力を信じたい派の私ですが、
おかしな点がなかったのかという点は、
しっかりと吟味しなければいけません。
まず、裁判記録が残されているとされる、
神戸地方裁判所に問い合わせをしましたが、
残念ながら記録はありませんでした。
いかんせん、古すぎる裁判のため、
裁判記録は破棄されてしまっていたようです。残念。
当時の新聞を探そうと思いましたが、
こちらもデータベースにヒットせず…。
ネットで情報を探っていると、
ものすごく興味深い検証記事を見つけました。
「超常現象の謎解き」様からの記事を引用します。
霊水出現の前に、厳重な身体検査が行われたことは大阪毎日新聞の記事にも書かれている。そのため、年恵が空きビン以外、何も持たずに服を着た身一つで空き部屋に入ったことは確かだと考えられる。
また空き部屋はもともと弁護士が詰める電話室で、試験の前には塵一つ残さぬほどきれいに掃除されたとも書かれている。よって部屋にも不審な点はない。
ではそのようにトリックが一切封じられたように思える状況において、空きビンを液体で満たした状態にすることは霊能力以外では不可能なのだろうか?
実は方法がひとつある。唯一検査されていない年恵の体内にある液体を使う方法だ。つまり、尿である。奇想天外だろうか。実はそうでもない。大阪毎日新聞の記事によれば、現れた霊水の色は「濃い黄色」をしていたというからだ。まさに尿そのものである。
また部屋に入ってから出てくるまでは、雄吉の話とは違い、同記事によると5分あったというから時間的にも無理はない(ビンに封がされていた記述もない)。また通説では裁判長と年恵のやり取りがあり、裁判長が霊水をもらったことになっている。
ところがこれは雄吉が語るエピソードにしか出てこない話で、大阪毎日新聞の記事にはそういったエピソードは一切出てこない。
法廷で認められた神通力?「長南年恵」
非常に興味深い内容です。
裁判の公開実験で出た「神水」は、
「濃い黄色」をしていたと、
大阪毎日新聞の記事にあるようです。
黄色の液体と言えば、まさに「尿」の可能性があります。
当時の裁判の公開実験で、
どこまで厳格に実験を行ったのか記載がなく、
やっぱり、断言ができないんですよね。
どうしても、疑惑が残ってしまいます。
いかんせん、信ぴょう性の高い文献がなく、
確証を得る事はできませんでした。
まとめ
この記事を書くにあたって思ったのは、
仲間由紀恵&阿部寛のドラマ「トリック」です。
今ほど、科学力が発達していない時代なら、
トリックを使用する事によって、
意図的にだます事は十分可能だと思います。
さらに、ネットで調べるという事も、
当時ではできませんからね。
マジックの要素を使う事によって、
超能力を偽装する事はできたかもしれません。
私個人としては、超能力を信じたい派なので、
今後、科学的に実証されるといいなーと思います。
あなたは、超能力者はいると思いますか?